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No Company、25卒就活生の「情報収集期」と「意思決定期」におけるSNS活用実態を調査。Z世代はSNSの情報で入社意向度が変化

2024/07/23 Tue.

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企業の人事部門向けに採用広報(採用マーケティング)支援を行う株式会社No Company(本社:東京都港区、代表取締役:秋山真)は、このたび、25卒就活生向けに採用情報の「情報収集期」(2023年6月)と内定承諾などを行う「意思決定期」(2024年3月)にそれぞれアンケート調査を行い、各時期における就活生のSNS活用実態をまとめました。

 

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■「情報収集期」よりも「意思決定期」にSNSでの情報収集を加速

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Q1「就職活動において、SNSで情報収集をすることはありますか?」の質問に対して、「ある」とした回答は「情報収集期」よりも「意思決定期」が6.3ポイント増となりました。また、Q2の「就職活動において、企業の情報をSNSで検索することはありますか?」でも「ある」は3.6ポイント増となっています。

2つの時期の結果を比較すると、Z世代の就活生は「情報収集期」よりも「意思決定期」により熱心にSNS上で情報収集をしていることが分かります。

■選考や入社意向度にもSNSの情報が大きく影響

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本調査の質問の一つ「SNSで特定の企業の仕事内容や働き方、社風などに関する発信を見て、その企業に興味を抱いた(もしくは魅力が深まった)経験はありますか?」という質問に対しては、約半数のZ世代就活生が「ある」(「情報収集期」53.5%、「意思決定期」50.8%)と回答しました。

「ある」と答えた学生に、Q3「SNS上の企業情報を見て選考や入社の意向度は上がりましたか?」と聞いた所、「意思決定期」の調査では約8割が「非常に上がった」「やや上がった」と回答しています。これは、「情報収集期」の結果と比べて14.9ポイント増です。Q1、Q2から、Z世代の就活生は、選考や内定承諾など大事な意思決定においても積極的にSNSで情報を収集し、その情報によって選考や入社意向度を高めていることが分かります。

■就活生は採用情報も普段使いしているSNSやメディアで見たい

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Q4「企業に対して、どのSNSやメディアで就活関連の情報を発信してほしいですか?(複数可)」との質問では、「情報収集期」「意思決定期」で結果に差はほとんどありませんでした。

いずれの時期も「X(旧Twitter)」「YouTube」「Instagram」「LINE」がトップ4となっています。この結果を見ると、多くの企業が採用情報を発信している就活ナビサイトなどよりも、自分たちが普段から使っているSNSやメディアで採用情報を発信して欲しいと考えていることが分かります。

■企業は時期ごとに就活生のニーズが高い情報を把握し、伝わりやすいフォーマット(画像、動画、文字など)で発信することが有効
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Q5「企業にはどんな情報フォーマットで採用情報を発信してもらいたいですか?(複数可)」の質問では、「情報収集期」、「意思決定期」ともに「情報が視覚的に見やすくまとまっている画像」がトップとなりました。これは、Instagramなどで見られる画像の上に文字を載せたコンテンツのことです。

しかし、「情報収集期」に2番手に来るのが「短尺で簡単に見やすいカジュアルな動画」(44.8%)であるのに対し、「意思決定期」は「文字ベースで情報が詳細に見られる記事」(42.4%)に変化しています。

二つの時期を比較すると、「情報収集期」は手軽に多くの情報に触れられる【情報がまとまった画像】や【短尺動画】が好まれ、逆に「意思決定期」は検討や選択のために必要なより深い情報が得られる【詳細な文字情報】や【長尺動画】がより好まれていることが分かります。

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また、Q6「企業に対して、オンライン上でどのような情報を発信して欲しいですか?(複数可)」という質問の回答では、「情報収集期」よりも「意思決定期」の方が、「福利厚生」(2.7ポイント増)のニーズが上がっています。これは一般的な傾向で、就活生が福利厚生などの雇用条件を「意思決定期」に改めてしっかり確認するためと考えられます。

このように就職活動では、時期ごとに就活生が必要とする情報が異なります。企業は就活のフェーズごとに就活生が必要とする情報を踏まえ、その情報が伝わりやすい情報フォーマット(画像、動画、文字など)で発信することで、よりコンテンツを就活生に届けやすくなると言えます。

本調査が、採用、採用広報活動を行う多くの企業の参考となれば幸いです。

考察まとめ

  • ・SNSでコンテンツを“消費”することが当たり前のZ世代である就活生は、カジュアルに受け取れる「SNS的コンテンツフォーマット」を求めている
    ・SNSを利用して就活情報を収集している学生は、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視している
    ・コンテンツが大量に流れるSNSのタイムラインの中では、採用関連の情報であっても「パッと目を引く」、「短時間でポイントがつかめる」、「共感できる」、タイパの良いコンテンツがよく見られる
    ・今回の調査結果で分かった「学生のニーズに合ったフォーマット」で、「学生が求める情報」を発信できている企業は少数派のため、今回の調査結果を踏まえたコンテンツ作りをすることで競合他社と差別化できる可能性が高まる

 

  • 調査概要

  • 調査時期:2023年6月8日~6月15日、2024年3月5日~3月12日

    • 調査方法:インターネット調査

    対象エリア:日本全国
    調査対象:19歳~22歳の就職活動をしている大学生
    有効回答数:(23年6月調査)241人/(24年3月調査)250人

    ※設問ごとの有効回答数を「n=」で記載しています。
    ※本調査の内容を転載、ご利用いただく場合は「株式会社No Company調べ」とクレジットを記載してください。

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    調査主旨

  • 2023年6月は、2025年4月に新卒社員として入社する予定の学生に就職に関する情報収集を始める時期。一方、2024年3月は就職活動が最終段階に差し掛かかる時期で、内定を複数獲得した学生はどの会社に入社するか意思決定する時期に当たる。異なる時期に行った同じ質問の調査から、各時期の就活生のSNS活用実態を明らかにする。

 

No Companyが実現する「スタイルマッチ」

採用マーケティングのリーディングカンパニーとして企業の採用活動支援を行うNo Companyでは、今後も働く人の価値観や企業文化に関わる情報を求職者に届けることで「スタイルマッチ」(価値観をもとに企業と人材がマッチしている状態)を実現していきます。今後も「スタイルマッチで組織と人を変えていく」を事業ミッションに、企業の採用活動支援につながるさまざまなサービスを提供してまいります。

 

株式会社No Company

博報堂グループ初のSNSデータを活用した採用広報支援企業。株式会社スパイスボックス(本社:東京都港区、代表取締役社長 田村栄治) の子会社として2021年10月1日に設立。SNSデータ活用ノウハウ、博報堂グループの一員として持つ豊富なマーケティング知見、実績を活かし、採用マーケティングのリーディングカンパニーとして企業の採用活動の支援や人的資本経営におけるブランディング支援を行う。
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社名 :株式会社No Company(読み方:ノーカンパニー 英文社名:No Company, inc.)
設立 :2021年10月1日
資本金 :2000万円
出資者 :株式会社スパイスボックスほか
所在地 :東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー23階 WeWork内
代表者 :代表取締役社長 秋山真
事業内容:採用マーケティング支援


【本件に関するメディア関係者さまのお問合せ先】

株式会社No Company
広報担当:小谷(こだに)、松田
pr@no-company.co.jp

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